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【報告会】「こどもまんなか社会」実現に向けた挑戦と可能性―子どもとともに“社会のルール”をつくる場の設計に向けて―

2025年7月11日、世田谷HOME/WORK VILLAGE にて、行政・実践者・研究者が集い、「子どもとともに社会のルールをつくる」ための実践知を共有するイベントを開催いたしました。 2023年4月にこども家庭庁が発足し、並行して施行されたこども基本法では「全てのこどもについて、その年齢及び発達の程度に応じて、その意見が尊重され、その最善の利益が優先して考慮されること」(基本理念第3条4号)が基本理念として掲げられました。同時に、国や地方自治体がこども施策にこども・若者などの意見を反映することが義務付けられ、「こどもまんなか社会」の実現に当事者であるこども・若者が参加することの重要性が示されました。その後、国や都道府県、市町村などさまざまなスケールで、こども・若者の意見を政策立案プロセスに取り入れるための具体的な留意点や事例をまとめた『こども・若者の意見の政策反映に向けたガイドライン』が発表されましたが、現場での実践は始まったばかりであり、各自治体でこどもや若者が有意義な形で政治に参加するための方法論を模索している状況です。 本イベントでは、弊社が神奈川県横浜市の委託を受けて2023年度に実施した子育て世代への定性調査および、2024年度に子どもたちを含めた市民とともに実施した政策デザインプロジェクトについて報告しました。加えて、こども家庭庁による制度的な取り組みの紹介、長野県山ノ内町・東京都世田谷区の事例を紹介いただき、子どもの声をいかに政策に反映していくかを多角的に検討しました。   登壇者による「こどもまんなか社会」取り組み事例紹介 こども家庭庁 出下喜之氏 出下氏には、子どもの意見を政策に反映する仕組みとして「こども若者★意見ぷらす」をご紹介いただきました。この仕組みを通じて、子どもや若者の発言に対するフィードバックを制度的に保障し、一つひとつの意見を重みを持って受け止めることで、彼らが自分の声が反映されていると実感できるよう心がけていると述べました。さらに、適切に意見を引き出すファシリテーターの育成にも注力しており、将来的には各自治体が自律的に子どもの声を取り扱える体制の構築を目指していると強調しました。 【参照資料】 こども若者★意見ぷらす   株式会社リ・パブリック 内田友紀、高坂葉月、廣瀬花衣、増井尊久 一般社団法人Everybeing 小澤いぶき氏、西崎萌氏 弊社からは横浜市と協働で実施した「子育て世代への定性調査と政策デザインプロジェクト」を紹介しました。子育て支援ではなく「子どものいる生活」そのものを支える視点から、子どもと大人がともに参加する場の設計を提示しました。子どもの意見を聞く姿勢や方法論については一般社団法人Everybeingの協力を得て、キャラクターやぬいぐるみを用いた非言語的表現を取り入れることで、子どもが安心して意見を伝えられる工夫を重ねました。こどもが政策デザインに参加するためのこうした実践知は「ミニ実践ガイド」として報告書でも公開。弊社の内田は、失敗や改善点を含めて公開することで今後の現場で更新されることを願い、「私たちの屍を越えていってほしい」と笑いを誘いました。 【参照資料】 令和5年度 横浜市 子育て世代の日常生活に関するインサイト分析業務 令和6年度 子育て世代の日常生活に関するインサイトを踏まえたモデル施策検討事業   長野県山ノ内町 教育長 竹内延彦氏 2019年に「子どもがまんなか 未来を拓くひとづくり」を基本理念とした教育大綱を掲げた山ノ内町。今年3月には子ども基本条例が制定されました。竹内氏はその背景として、子どもたちの自己肯定感の低さに強い危機感があったことを挙げました。「子どもはすでに主体性や意見を持っている」という前提に立つことが、自治体としての基本姿勢の出発点であるとし、「与える教育(遊園地型)」から「ともにつくる教育(原っぱ型)」への転換が必要だと共有いただきました。 【参照資料】 山ノ内町 子ども基本条例   東京都世田谷区 子ども・若者支援課 佐藤亮氏 2001年に東京23区で初めて制定した「世田谷区子ども条例」を改正し、2025年4月に「世田谷区子どもの権利条例」として施行した世田谷区。改正に際しては、子どもたち自身の意見を反映すべく、中学生・高校生による「子ども条例検討プロジェクト」が実施され、今回はその様子が紹介されました。大人は伴走役に徹し、中高生主体で目指すまちの姿や条文の表現を検討。パンフレットのデザインも子どもたちの意見を参考に決定されました。時に市民からの厳しい意見に直面しながらも、子どもたちは「意見がきちんと受け止められたとき、私たちは喜びを感じる」と語り、対話を通じた共感と学びのプロセスが築かれていました。 【参照資料】 世田谷区子どもの権利条例 登壇者によるクロストーク 発表に続くクロストークでは、現場の実践を通じて浮かび上がった問いや学びが率直に語られました。特に印象的だったのは、「子どもの声をそのままに」という姿勢の難しさと可能性についてです。 内田は、ワークショップの中で子どもの発言をどのように再提示するか、大人たちが細心の注意を払って検討したことを紹介。「そのまま残す」ことの難しさと、それを実現するための不断の試行錯誤が共有されました。 竹内氏は、参加者からの質問である「子どもたちの自己肯定感と有用感への配慮」に沿って池田町在任時に出会った女の子のエピソードを紹介。「お手伝いはしなくていいから勉強しなさい」と言われることに悩む声から、「未熟だから何もできない」と大人が決めつけることで、子どもからチャンスを奪ってしまうと問題提起しました。「信じて子供に任せること」が信頼関係を育むというメッセージは、参加者から多くの共感を集めていました。 佐藤氏は、「選択する権利がほしい」と語った子どもたちの声を紹介し、選択肢を大人が与えるのではなく、子どもと一緒に考える必要性を強調しました。加えて内田は、時間配分や言葉の使い方など、制度設計の多くが大人基準でなされていることに気づかされたと振り返りました。 もっとも、その場で拾える声には限界があり、すべての子どもの声が反映されているわけではないことを常に自覚しておく必要があります。一般社団法人Everybeing の小澤氏が指摘するように、子どもの権利があらゆる場面で尊重されるよう継続的な取り組みを進めること、さらに「私」という存在が一個の主体であると同時に、他者にとっての環境でもあるという視点を持つことが重要です。この気づきを通じて、一人ひとりにできることが確かに存在することを実感する機会となりました。 こうした対話を通じて浮かび上がったのは、「子どもを一人の主体として真正面から受け止めること」、そして「大人自身も、子どもとともに変わる存在である」という視点です。制度や条例の整備が目的ではなく、よりよいあり方を目指してともに問い続けるプロセスを、こどもや大人が共有すること。こどもたちが「意見を聞かれる対象」から、「ともに問いを立てる主体」として捉え直されること。本イベントで共有された実践知や試行錯誤の蓄積が、今後、様々な自治体の現場で参照され、さらに良い実践へとつながる共有知として社会に広く開かれることを期待しています。

CDW25 個人参加枠申込期限延長のお知らせ

2025年11月19日(水)〜23日(日)の5日間、京都・滋賀地域にて開催予定の Circular Design Week 2025(CDW25)。フィールドワークに募集しておりました「個人参加枠」・「フェローシップ枠」の申込期限を【9月5日(金)】に延長することになりましたのでお知らせいたします。 申込をご希望の方は、こちらの応募フォームよりお願いいたします。皆さまのご参加を心よりお待ちしております! ✴︎今年のCDWのテーマやプログラムの詳細、参加方法などについてはこちらのニュースレターをご覧ください。 個人参加枠について 例年、サポーター企業や海外からのゲスト研究者、地域の実践者等を中心に行っている前半三日間のフィールド訪問ですが、小規模事業者の方々、デザイナー、研究者の皆様にもご参加いただけるよう、「個人参加枠」をご用意いたしました。 また、この個人参加枠の設置に加え、プログラム運営の一部にご協力いただくことを条件に、個人参加費の一部を免除する「フェローシップ枠」も若干名募集しております。 「個人参加枠」・「フェローシップ枠」にご関心のある方はぜひ以下の詳細をご確認の上、フォームよりご応募ください。申込期限は両枠とも【9月5日(金)】に延長いたしました(※8月7日更新)。 ◉ 個人参加枠 対象|サポーター企業としての参加が難しい企業様や小規模事業者の方々、デザイナー、研究者の方々等 参加期間|2025年11月19日(水)〜23日(日)の5日間(フィールドワーク・カンファレンス込) 参加費用|お一人様【50万円(税別)】 ※この費用には、フィールドワークおよびカンファレンスへの参加費用、5日間分の昼食、レセプションディナーの費用が含まれます。なお、宿泊費、プログラム前後の移動にかかる交通費、ならびにフィールドワーク地およびカンファレンス会場までの往復交通費は含まれておりません。 申込プロセス| 個人参加枠応募フォームに必要事項をご記入のうえ、ご提出ください。 参加の可否およびお振込に関するご案内は、【9月中旬】(※8月7日更新)までにメールにてお送りいたします。 申込期限|【9月5日(金)】(※8月7日更新) ※@re-public.jpのメールが受け取れるように設定をお願いします。 ※応募多数の場合は、ご参加いただけない場合がございます。あらかじめご了承ください。カンファレンスにつきましては、別途チケットをご購入いただけます。詳細が決定し次第、あらためてご案内申し上げます。 ※フィールドワーク・カンファレンスの開催日程に参加できることが応募の条件になりますが、もしも全ての日程での参加が難しい場合は別途ご相談ください。 ◉ フェローシップ枠 対象|アーカイブコンテンツ制作を中心としたプログラムの運営に関わっていただける個人参加枠対象者 参加期間|2025年11月19日(水)〜23日(日)の5日間(フィールドワーク・カンファレンス込) 参加費用|参加費の一部を免除した額 ご協力いただく内容| ご協力いただく内容は、主にアーカイブコンテンツ制作になります。フェローシップ枠参加者には、ご本人の専門性や立場を活かしながら、独自の視点で体験や学びを振り返り、約1,000字程度の体験記/レポートを執筆していただきたいと考えております。また、ご本人のスキルや表現手法に応じて、テキストに限らず、写真・映像・音声など、多様なメディアを用いたアーカイブ制作へのご協力をお願いする場合もございます。 申込プロセス| 個人参加枠応募フォームに必要事項をご記入のうえ、質問項目「フェローシップ枠への応募をご希望されますか?」にて「希望する」をご選択ください。 次のセクションにて、フォームの各設問に沿って、志望動機などをご記入ください。 ご提出いただいた内容をもとに、事務局にて選考を行います。 選考結果は、【9月中旬】(※8月7日更新)を目処にメールにてご連絡いたします。 申込期限|【9月5日(金)】(※8月7日更新) ※@re-public.jpのメールが受け取れるように設定をお願いします。 ※お申し込みいただいた内容によっては、zoomなどでの面談をお願いする場合がございます。 ※フィールドワーク・カンファレンスの開催日程に参加できることが応募の条件になりますが、もしも全ての日程での参加が難しい場合は別途ご相談ください。 CDW25のプログラム概要 プログラムは3日間のフィールドワークと2日間のカンファレンスにより構成されます。 ◉ フィールドワーク/ Fieldwork 期間|2025年11月19日(水)~21日(金)計3日間 場所|京都市伏見区(11/19)、滋賀県長浜市 or 京都府亀岡市(11/20・2グループに分かれ、どちらかを訪問)、京都市 Kyoto Design Lab(11/21・合流) 定員|20名(主にはサポーター企業+若干の個人参加枠) ◉ カンファレンス/ Conference 期間|2025年11月22日(土)~23日(日) 場所|Panasonic Design Kyoto(京都市) 定員|120名 参加対象者| サーキュラーデザイン実践者、研究者、循環経済への移行に関心のある方々 ※カンファレンスの詳細については、後日公開の公式ウェブサイトでご案内します。 ✴︎テーマやプログラムの詳細、参加方法などについてはこちらのニュースレターをご覧ください。

CDW25 in 京都・滋賀開催のお知らせ/ An invitation to Circular Design Week 2025 in Kyoto-Shiga!

このたび私たちCircular Design Praxisは、アジアパシフィック地域での実践のネットワークをさらに拡張すべく、2025年11月19日(水)〜23日(日)の5日間にわたり、京都・滋賀を舞台にCircular Design Week 2025(CDW25)を開催する運びとなりました。今年のテーマは 「Responding in Time:風土から考えるインフラストラクチャリング」。近代の時計時間から一歩距離を置き、土地と文化に根ざした多様な時間のあり方を見つめ直し、未来の循環型社会の実践を共に考えます。前半3日間はグループに分かれて滋賀県長浜市・京都府亀岡市・京都市伏見区を巡り、その土地ならではの発酵文化、伝統工芸、信仰や流域の暮らしに触れるフィールドワークを実施。地域の実践者と共に、体感を通して多元的な時間にアクセスすることを試みます。後半2日間は京都市内にて、国内外の研究者・デザイナー・実践者と共に、関西とアジアパシフィックの循環型実践を照らし合わせ、次のアクションを探るカンファレンスを開催予定です。 ✴︎テーマやプログラムの詳細、参加方法などについてはこちらのニュースレターをご覧ください。 CDW25のプログラム概要 プログラムは3日間のフィールドワークと2日間のカンファレンスにより構成されます。 ◉ フィールドワーク/ Fieldwork 期間|2025年11月19日(水)~21日(金)計3日間 場所|京都市伏見区(11/19)、滋賀県長浜市 or 京都府亀岡市(11/20・2グループに分かれ、どちらかを訪問)、京都市 Kyoto Design Lab(11/21・合流) 定員|20名(主にはサポーター企業+若干の個人参加枠) ◉ カンファレンス/ Conference 期間|2025年11月22日(土)~23日(日) 場所|Panasonic Design Kyoto(京都市) 定員|120名 参加対象者| サーキュラーデザイン実践者、研究者、循環経済への移行に関心のある方々 ※カンファレンスの詳細については、後日公開の公式ウェブサイトでご案内します。 ✴︎テーマやプログラムの詳細、参加方法などについてはこちらのニュースレターをご覧ください。

CDW24 in 台湾のアーカイブサイト公開/ CDW24 in Taiwan archive website now live!

2024年10月に開催しました「Circular Design Week 2024」は、台湾、インドネシア、ベトナムなど7カ国の12以上の各地域より185名以上の方々にご参加いただき、実り豊かな4日間となりました。ご参加くださった皆様、共にプログラムを構築した5%Design Action ・Taiwan Design Research Instituteを始めとするローカルパートナーの皆様、サポーターの皆様と、地域の実践を肌で体感し、本年度のテーマである「Bioregion-ing Together」について学び合う、濃厚な時間を過ごすことができましたこと、運営事務局一同心より嬉しく思います。ありがとうございました。 台湾の各地で過ごした4日間の様子に加え、ツアー・カンファレンスそれぞれで得られた学びや今後も続けて皆様と考えたい問いを、以下のアフタームービーとアーカイブウェブサイトにまとめています。また、合わせて、ご参加いただいた企業パートナーやゲスト登壇者のJustin McGuirk 氏がそれぞれご執筆された記事(別サイト)もご紹介いたします。 Circular Design Week 2024, held in October 2024, brought together over 185 participants from more than 12 regions across seven countries, including Taiwan, Indonesia, and Vietnam, for a rich and rewarding four-day program. We are deeply grateful to everyone who joined us, as well as to our local partners—starting with 5% Design Action and the Taiwan Design Research Institute—who co-created the program with us, and to our supporters. Together, we were able to immerse ourselves in local practices and engage in meaningful learning around this year's theme, “Bioregion-ing Together.” It was an intense and inspiring experience that the entire organizing team is truly thankful for. We’ve captured highlights from the four days spent across various locations in Taiwan, along with key takeaways from the tours and conference, as well as questions we hope to continue exploring together, in the after-movie and archive site linked below. We also invite you to read reflections written by our participating corporate partners and guest speaker Justin McGuirk, available on external sites. 1. CDW24 アフタームービー/ After Movie 4日間のツアー・カンファレンスの様子や参加者・登壇者の声を織り込んだショートムービー。台湾の多様な民族にルーツを持つメンバーで構成されるクリエイティブ会社SYAXにご制作いただきました。 A short film capturing highlights from the four-day tour and conference, interwoven with voices from participants and speakers. The video was produced by SYAX, a creative agency composed of members with diverse ethnic roots from across Taiwan. 2. CDW24 アーカイブページ/ Archive Web Page ツアーで訪れた場やそこで体感したこと、カンファレンスの各セッションで得られた学びを8つのレポートにまとめたサイト。英語と中国語(繁体字)のページを作成しております。Circular Design Praxis のウェブサイトを構築いただいたShed Inc.にご制作いただきました。 A website featuring seven reports that summarize the places visited during the tour, the experiences we had there, and the insights gained from each session of the conference. The site is available in both English and Traditional Chinese. It was developed by Shed Inc., the team behind the Circular Design Praxis website. 3. そのほか掲載記事 台湾の現地で見た、サーキュラーデザインの現在地 - 「Circular Design Week 2024 in TAIWAN」参加レポート 企業パートナーとしてご参加いただいたKOEL DESIGN STUDIO by NTT Communications 徐聖喬氏による記事。 A Firsthand Look at Circular Design in Taiwan – Report from Circular Design Week 2024 in TAIWAN —An article by Mr. Seikyo Jo of KOEL DESIGN STUDIO by NTT Communications, who participated as a corporate partner. The taste of bioregioning in Taiwan ゲスト登壇者としてご参加いただいた、グリーン移行のための国家デザイン研究プログラムFuture ObservatoryディレクターのJustin McGuirk 氏によるレポート。 A report by Mr. Justin McGuirk, Director of Future Observatory, the UK's national design research program for a green transition, who joined as a guest speaker. 🍁2025年のCDWは来る11月 — 京都・滋賀に根ざす営みを探索します/ CDW25 will be in the Kyoto・Shiga regions this coming November! 本年度のCDWは京都・滋賀地域で開催する運びとなりました。2025年11月19日(水)〜11月23日(日)の5日間にわたり、多元的な「時間」のあり方をテーマとして、各地日々で営まれる実践を探索します。現代の私たちの生き方・仕事の仕方・社会システム・産業構造のあり方に浸透する画一的かつ一方向的な「時間軸」について再考し、他の世界と調和するための時間の読み取り方や営み方を探る機会にしたいと考えています。5月下旬に発信予定のCircular Design Praxis ニュースレターにて、各日の詳細なプログラム、登壇者、参加方法などをご案内いたします。ご関心のある方は日程を確保のうえ、続報をお待ちください。 This year’s Circular Design Week (CDW) will take place in the Kyoto–Shiga region, from Wednesday, November 19 to Sunday, November 23, 2025, over the course of five days. Centered around the theme of the plurality of  “time,” the program will explore everyday practices rooted in different local contexts. We aim to reflect on the dominant, linear concept of time that permeates modern ways of living and working, social systems, and industrial structures, and to seek alternative ways of sensing and engaging with time—ones that might allow us to live in harmony with other worlds. Details on the daily programs, speakers, and how to participate will be shared in the Circular Design Praxis newsletter, scheduled for release in late May. Please mark your calendars and stay tuned for updates if you are interested!

CDW’24 国内報告会を開催いたしました / From Taiwan to Japan: CDW’24 Debriefing Session held in Tokyo

*English follows. 2024年10月10日から13日の4日間にわたり、『Bioregion-ing Together』をテーマに開催されたCircular Design Week 2024 in Taiwan (CDW’24)を振り返る国内報告会を去る12月11日(水)、新宿区牛込箪笥区民ホールにて開催いたしました。当日は、本会にご参加いただいた白澤貴司氏(日立製作所)、田中友美子氏(NTTコミュニケーションズ KOEL Design Studio)、廣畑達也氏(英治出版)のお三方をお迎えして、物質循環にとどまらない、技術革新や人の価値観の変容も射程に含んだ本質的な社会変革について議論を深めました。 また、イベントの末尾に設けられたネットワーキングでは、循環のデザインや社会変革にさまざまな立場で取り組む方々が交流する、とても有意義な時間となりました。 [caption id="attachment_1111" align="aligncenter" width="661"] 登壇者によるパネルディスカッションの様子(左から廣畑氏、田中氏、白澤氏)[/caption] なお、来年のCircular Design Weekは、当日のご案内の通り、関西エリアで開催することを想定しております。日程や会場等の詳細が決まり次第、Circular Design PraxisのウェブサイトやCDP Newsletterでご案内いたします。来年のCDWサポーターに関するご相談も承っておりますので、お気軽にお声がけください。 [caption id="attachment_1113" align="aligncenter" width="661"] 当日の集合写真|Thank you for coming everyone![/caption] From October 10 to 13, 2024, the Circular Design Week 2024 in Taiwan (CDW’24) was held under the theme "Bioregion-ing Together." Following this international event, we hosted a domestic debriefing session to reflect on its key takeaways. The session welcomed three esteemed participants: Mr. Takashi Shirasawa (Hitachi, Ltd.), Ms. Yumiko Tanaka (NTT Communications KOEL Design Studio), and Mr. Tatsuya Hirohata (Eiji Press). Together, they engaged in a discussion on fundamental societal transformations that extend beyond material circulation to encompass technological innovation and shifts in human values. The event concluded with a networking session, providing a meaningful opportunity for participants from diverse fields to exchange ideas and perspectives on circular design and societal change. Looking ahead, next year’s Circular Design Week is tentatively planned to be held in the Kansai region, as announced during the event. Details regarding the date and venue will be shared on the Circular Design Praxis website and through the CDP Newsletter as they become available. We are also open to inquiries about supporting next year’s CDW. Please feel free to reach out to us for more information.

『Circular Design Week 2024 in Taiwanを振り返る〜Bioregioningから捉え直す循環のデザイン』を開催します!

2024年10月10日から13日の4日間にわたり、『Bioregion-ing Together』をテーマに開催されたCircular Design Week 2024 in Taiwan (CDW’24)。本イベントでは、CDW’24の行程を参加者とともに振り返りながら、現場で得られた発見や学び、カンファレンスでのBioregioningに関する議論を共有し、CDW’24を通して見えてきた台湾でのサーキュラー事情と日本の文脈の接続を試みます。 CDWの活動にご興味のある方、サーキュラーデザインをプロダクトやサービスの領域を越えて捉え直したい方、サーキュラーエコノミーの文化的・社会的側面を探求したい方をはじめ、デザイナー・行政職員・研究者・実践者など、セクターや所属に関係なくヒントをお持ち帰りいただける場になると思いますので、ぜひご参加ください。         Event details | イベント概要 📅When|とき 2024年12月11日(水) 18:30-21:00 📍Where|ところ 新宿区立牛込箪笥区民ホール 〒162-0833 新宿区箪笥町15番地 🚃 Access|アクセス 地下鉄 :都営地下鉄大江戸線 「牛込神楽坂」A1出口より徒歩0分、東京メトロ東西線「神楽坂」2番出口より徒歩10分 都バス:飯62系統 小滝橋車庫前~都営飯田橋駅 または、橋63系統 小滝橋車庫前~新橋駅「牛込北町」下車 🗣️Speakers | 発表者(敬称略、五十音順) 白澤 貴司|日立製作所 研究開発グループ デジタルサービス研究統括本部社会イノベーション協創センタ, 主任デザイナー 田中 友美子|NTTコミュニケーションズ株式会社 KOEL Design Studio, Head of Experience Design 廣畑 達也|英治出版株式会社, プロデューサー/編集者 🤝Organizer | 主催・運営 (株)リ・パブリック Registration | お申し込みとイベント詳細ページ ・  参加をご希望の方はこちらのGoogle Formよりお申し込みください。 ・  イベントの詳細につきましては、こちらのイベントページをご覧ください。  

英国Future ObservatoryのJustin McGuirk氏、CDW24🇹🇼への登壇決定!

アジア・パシフィック特有の伝統や慣習、生活様式に注目し、それぞれの土地に根ざしたサーキュラーデザインの可能性を探求する場として、2023年12月に鹿児島の地で第1回となる Circular Design Week 2023 (サーキュラーデザインウィーク)を行いました。今年は舞台を台湾に移し、「Bioregion-ing together」をテーマとして掲げるプログラムを、10月10日(木)〜10月13日(日)の4日間にわたって実施します。 まず、前半の二日間は台湾の嘉義市と雲林縣で、その土地ならではの歴史や文化と紐づいた循環の取り組みを探索し、多様な研究者・実践者とローカルの人々による複数の知見を交差させる濃密なTours & Workshopsを行います。そして後半の二日間は、より多様な方々とともに台湾および国外の事例を検討しながら、新たな実践の手掛かりを模索するConferenceを台北にて行います。 そのConferenceの基調講演につきまして、このたび、英国 Design Museum が芸術人文科学研究会議と共同で設立した、グリーン移行のための国家デザイン研究プログラムFuture ObservatoryのディレクターであるJustin McGuirk 氏に務めていただくことが正式に決定いたしました。 McGuirk 氏が編集長を務め、2024年4月に初号が公開された『Future Observatory Journal』では、今年のテーマを策定する際にインスピレーションを受けた「Bioregioning」を主題として扱い、バイオリージョニングを通して描かれる別の未来や具体的な実践のケーススタディ、望ましい未来に向けてどのように制度や政策面を変えうるかなどについて、多層的に探索していらっしゃいます。サーキュラーデザインにとどまらず、システミックデザインやポリシーデザイン、都市計画などの観点からも非常に示唆深いお話をいただける予定です。   Justin McGuirk ロンドンを拠点とする作家兼キュレーター。Future Observatory(フューチャー・オブザーバトリー)のディレクターを務める。Design Museumの前チーフキュレーターでもあり、8年間にわたり展覧会プログラムをディレクションし、「Fear and Love」(2016年)、「California: Designing Freedom」(2017年)、「Charlotte Perriand: The Modern Life」(2021年)、「Waste Age」(2021年)など、数多くの展覧会のキュレーションまたは共同キュレーションを担当。編集、新聞批評、デジタル出版インプリントの設立、国際的な展覧会のキュレーションなど、多彩なキャリアを持つ。 CDW24のプログラム概要 ※プログラムの訪問地ならびに会場については適宜変更する可能性があります。 Tours & Workshops 日程| 2024年10月10日(木)〜11日(金) 場所| 1. 御鼎興醬油(雲林縣) 3代目である2人の兄弟が経営する醤油工場。この地域で発展してきた伝統的な発酵技術を使って醤油を製造する。また、食の域内循環をテーマにしたオリジナルレシピを考案し、地域の農家・食品事業者と共同で「未来の食卓」プロジェクトを推進している。 2. 台灣田野學校(嘉義市) 建築とリノベーションを中心としたコミュニティ構築を専門とするNGO。1994年まで運営されていた嘉義市刑務所を博物館やオフィススペースへとリノベーションしたり、台湾中部を中心に老朽化した公共施設、空き家を再生させながら実践を通じた環境教育プログラムを展開している。 3. 新港文教基金會(嘉義市)   17世紀に中国本土からの移民の主な入国地点の1つであった新康の地に1987 年に設立された新港文教基金會は、現代台湾の社会革新の分野の先駆者。当初は住民の間で芸術と文学を促進することに重点が置かれていたが、その活動範囲は年月とともに拡大し、世代を超えた技術と知識の継承という伝統を基盤として、循環をテーマにした取り組みも含まれるようになった。 4. 虎尾水塘場(雲林縣) 虎尾市は雲林県の都市で、19世紀には砂糖産業を中心に経済成長を遂げたが、生産量の減少により、従来のインフラの多くは廃止され、現在は熱帯植物​​が生い茂っている。水質、健康、文化、経済を同等に位置付けた上で「水を捕集して貯めて利用し、川、自然、都市生活にスペースを与えるシステム」の実現を目指している。 5. Taisugar Circular Village(台南市) サーキュラーエコノミーのコンセプトを実装することを目的として、台南市に2021年に作られた循環型集合住宅。住民は農場で好きな作物を育てることができ、出たゴミは畑の肥料となる。また、家電や家具がヴィレッジ内でリユースされることで、廃棄物の量を極端に減らしている。ここでは、これからの循環型の暮らしと経済を一体的に成り立たせる施設と仕組みに触れる。 参加対象者| CDW’24への協賛企業、国内外の研究者やサーキュラーデザインの実践者など Circular Design Conference 日程| 2024年10月12日(土) - 13日(日) 場所| 台湾設計研究院(TDRI)カンファレンスルーム(台北市) 参加対象者| サーキュラーデザイン実践者、研究者、関心のある方々 CDW24のご参加について Tours & Workshops は、協賛企業と世界各地(特にアジア・パシフィック地域)からお招きする研究者/デザイナー/実践者(主に登壇者)限定のプログラムとなります。協賛にご興味をお持ちの方は別途、リ・パブリックメンバーにお声がけいただくか、cdw(at)re-public.jpまでご連絡ください。 Conferenceは、参加費無料となっております。後日立ち上げる特設サイトよりお申し込みください。(すでに参加をご検討中の方はリ・パブリックメンバーあるいは cdp(at)re-public.jpにご連絡をいただけますと優先的にご案内いたします。) 助成団体 Circular Design Week 2024 in Taiwanは、「日本万国博覧会記念基金」の助成を受けて開催します。 Bioregioningとは? バイオリージョン(Bioregion、生命地域)は人間の都合による境界線ではなく、河川の流域やそれらが複数集められた自然地形や生態系による地域を指します。この運動は70年代前半より本格的に世界中へ拡がり、多様な生物の共生的な相互関係や自然の制約条件を前提とした人間社会・産業のあり方を提唱してきました。 近年、とりわけデザイン領域で、バイオリージョンを構成する多様な関係者(細菌、人間、山、川など)とその複雑な関わり合いを再構築し、その土地の循環や景観を取り戻したり、新たな創造を試みるバイオリージョニング(Bioregioning)という理論研究と実践が進んでいます。循環型社会への移行において、本質的にどのように人がその土地へ関わるのかといった社会的視点が重要なポイントです。 今年のCDWでは、このバイオリージョニングの視点から、台湾をはじめとしたアジア・パシフィックの活動を捉え直し、アジア発のサーキュラーデザインを探索します。そして、その実践へと繋げるためのネットワーク構築を行います。

サーキュラーデザインプラクシス(CDP)のシンポジウムを開催します!

  昨年8月、サーキュラーデザインプラクシス(CDP)のプレ・カンファレンスを開催してから1年が経ちました。今年も京都会場/オンラインでシンポジウムを開催します。 今日、サーキュラーエコノミーあるいはそれに資するデザインとしてのサーキュラーデザインは、地球温暖化問題や環境汚染問題を解決するための手立ての一つとして捉えられています。しかし、これらの問題は、資源枯渇や食物危機、地域間の経済格差やその根幹にある人種差別、生物多様性の劇的な減少といったほかの様々な Wicked Problem(厄介・意地悪な問題)と複雑に絡み合い、“ecosystem of wicked problems”を形成しています。そのため、サーキュラーエコノミーへの移行=Transitionは、これまでの線形的な資源フローを循環的なものへと転換するだけではなく、同時に、上の問題群の根底に共通する価値観や世界観を更新することで初めて可能となります。 本シンポジウムでは、この移行=Transitionをいかにデザインすべきか、その際の産業生態系やそれを取り巻く制度設計や人材育成はどうあるべきか、そしてこのデザインプロセスを下支えする新たな価値観や世界観はいかに獲得できるかなどについて、多様なバックグラウンドを持った有識者とともに議論を深めます。 ※Circular Design Praxis (CDP)とは「学術・企業・地域をつなげ、システム変化をともなう
サーキュラーデザインを育み実践するためのネットワーク」です。詳細につきましては、CDPウェブサイトをご参照ください。 なお、本シンポジウムは、京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab設立 10周年イベントの一環として開催されます。   Day 1:8/26(土)9:30 - 18:10(最長) 〈Greetings 9:30-10:15〉 シンポジウムの目的や流れを共有し、参加者同士の簡単な顔合わせをする。 〈Session 1-A 10:20-12:00〉 自律分散的な資源循環:Autonomous, Distributed and Circular Flow ギガトンの氾濫とも呼ばれる大量生産・大量消費・大量廃棄型の社会をいかに脱却し、適量生産・自律分散・資源循環型の社会に移行するか。製品の環境負荷や循環性をデータ共有するデジタル製品パスポートの政策や、デジタルファブリケーションにより都市の自律性を高めるファブシティの実践など、デジタルデザインを用いたアプローチが模索されている。国際社会や国のマクロな環境政策の動向をつかみ、地域資源循環プラットフォームの萌芽的事例を参照しながら、ありうる未来の資源循環について具体的に議論したい。 田中浩也(慶應義塾大学環境情報学部教授、慶應義塾大学KGRI環デザイン&デジタルマニュファクチャリング創造センター長​​) 田崎智宏(国立環境研究所 資源循環社会システム研究室長) 〈Session 1-B 13:30-15:10〉 ビジネスとインダストリアル・エコロジー:Business and Industrial Ecology 循環や連携に基づく産業生態系は、Journal of Industrial Ecology の発刊(1997年)を端緒に、通産資料調査会​​による『産業と環境』(1998年)の特集や原田幸明らの尽力によってライフサイクル思考と連携しながら発展を遂げてきた。しかし、依然として生産時のゼロウェイスト化や、廃棄物の再利用やインバース・マニュファクチュアリング、あるいはシェアやレンタルなどの余剰資源の有効活用など、持続可能な経済・技術的システム構築は道半ばである。消費者の行動変容を含むシステミックな産業構造の変化には今何が求められるのか、有識者らと共に多角的に議論する。 奥林里子(京都工芸繊維大学繊維学系教授、京都大学生存圏研究所特定教授) 天沢逸里(東京大学先端科学技術研究センター 特任准教授) 河内幾帆​​(金沢大学国際基幹教育院 准教授) 〈Session 1-C 15:30-17:10〉 土着のふるまい:Place-Based and Indigenous Practice 前近代から継承されてきた各地域にざした知恵は、近代が見過ごしてきた多元的な視座を有している。そうした土地に根ざした知恵を顕在化させ、共有知とすることは今後のサーキュラーデザインの展開にとりどのような意味を持ちうるのか。加えて、地球環境問題は巨視的にはグローバルな課題でありがなら、ローカルに固有な要件の複雑な絡み合いが連鎖するかたちで起こっている。そうした土地固有の文脈をいかに取り扱うべきか、議論を深める。 中村 寛* (多摩美術大学リベラルアーツセンター教授/サーキュラー・オフィス担当、アトリエ・アンソロポロジー合同会社代表、KESIKI Insight Design担当) 岩瀬大地(東京造形大学造形学部准教授、TZU DESIS Labディレクター、一般社団法人スペダギジャパン理事) *中村氏のみオンラインでご登壇予定。 Day 2:8/27(日) 9:30 - 17:00 〈Reflection 9:30-9:55〉 初日のセッションを振り返り、議論や課題を整理する。 〈Session 2-A 10:00-11:30〉 土地に根ざすサーキュラーデザイン 土地に根ざした(=place-basedな)サーキュラーデザインを実践するためには、それぞれの土地に特有の資源や利害関係者、そしてその土地を取り巻く自然環境の間に立ちあがる関係性、すなわちその土地のエコロジーを再構築する必要がある。この作業を進めるにあたっては、資源の特定や利害関係者の巻き込み、外部との連携など、戦略的な判断が多々求められる。このセッションでは、滋賀県は長浜に色濃く残る江戸時代の循環型社会を基点としながら、現在進行形で土地に根ざしたサーキュラーデザインを実践する方々をお呼びして、そうした活動の土台となるエコロジーを(再)構築するにあたっての課題や可能性についてお話していただく。 西塔大海(合作株式会社 取締役) 曽我修治(日立製作所 研究開発グループ デザインセンタ プロジェクトマネージャ) 湯浅亮平(慶應義塾大学 政策・メディア研究科 特任講師) 〈Session 2-B 12:00-13:00〉※Session 2-Cと同時開催 サーキュラーデザインの人材育成 効率性を追求した大量生産を前提とする近代的なデザインに比べ、サーキュラーデザインの実践は、物質が実際に循環する土地の伝統や風土、その土地に生きる利害関係者やその場を取り巻く自然環境といった多様な要素の上に成り立っている。このことは、従来の、教室やアトリエである程度完結していた学習環境から、土地ごとの文脈に深く入り込むことを可能にする、より社会的で実践的な学習環境への移行が求められていることを意味している。この新しい学習環境はどのような要素で構成されているのか、また、その環境を整備する上でどのような課題があるのか。このセッションでは、新たなデザイン教育のあり方を実践を通して模索している大学関係者をお呼びして、循環型社会への移行を担う人材が育まれる学習環境をいかに整えるべきかについて議論する。 工藤尚悟(国際教養大学 准教授) 水野大二郎(京都工芸繊維大学 教授、慶應義塾大学大学院 特別招聘教授) 〈Session 2-C 12:00-13:00〉※Session 2-Bと同時開催 サーキュラーデザインの制度設計 2022年4月にプラスチック資源循環促進法が施行され、プラスチック使用製品のライフサイクル全般に関わる多様なステイクホルダーの取り組みを促進する基盤が整った。環境配慮設計の標準化や認定制度の整備についても今後、製品分野ごとに進められることが予定されており、サーキュラーエコノミーへ移行するための効果的な第一歩として注目が集まっている。しかし、土地に根ざしたサーキュラーデザインの実践を社会に広く促すためには、このほかにも関連法制度との関係性の整理、再生品の基準・ルールの整備、プラスチック以外の資源に関する環境配慮設計の促進策、官公庁の調達制度の刷新など、さまざまな制度的な課題を解決する必要がある。このセッションでは、制度設計の観点から、いかにサーキュラーデザインの実践を促進するための環境が整備できるかについて議論する。 早渕百合子(九州大学グローバルイノベーションセンター 准教授) 峯村昇吾(造形構想株式会社 代表取締役、株式会社図解総研 取締役CDO) 〈基調講演 14:30-16:30〉 赤間陽子
(ロイヤルメルボルン工科大学 准教授)   参加をご希望の方はPeatixのイベントページからチケットをご購入ください →https://peatix.com/event/3625334 ※会場参加は満員となりました。ありがとうございました。オンライン参加のみ引き続きお申し込みを受け付けております。   【対象者】 サーキュラーエコノミー(循環経済)やサーキュラーデザインに興味を持つデザイナー、企業や個人のビジネスパーソン、大学・研究機関の研究者、地方・中央行政関係者など。 【定員】 会場参加(一般):Day 1・Day 2 各日程 20名程度 オンライン参加:定員なし *要事前申込み、申込先着順 †チケット購入者は1ヶ月限定でアーカイブ動画が閲覧できます。 ‡京都工芸繊維大学の学生は参加無料となりますので、無料コードを使ってお申込みください。 【主催・運営】 京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab、(株)リ・パブリック

新たなサーキュラーデザインのネットワーク立ち上げに向けた公開会議を開催します!

    現在、世界各地で持続可能な社会に向けた試行錯誤が進められる中、日本でも循環経済(サーキュラーエコノミー)を実現する手法としてサーキュラーデザインが注目を集めています。循環経済への移行は、いくつもの分野や既存の仕組みを超えて手を携え、社会全体が徐々にトランジションすることで成しえるものです。しかし、その実践に必要な取り組みや研究は始まったばかりで、個々の主体や事業者が別個に課題と向き合い、試行錯誤を繰り返している状況にあります。 そこで、わたしたちは、アカデミア・企業・自治体・デザイナーのみなさまとともに、セクターならびに分野横断的に対話できるスペースをつくり、「理論 Theory」と「実践 Practice」の往来を可能にする「実装 Praxis」の領域を広げることで、実験的かつ社会的にインパクトのある活動に取り組みやすい環境を育むことを目的に、Circular Design Praxis (CDP)という名のネットワークを立ち上げます。ここでは西洋由来の「サーキュラーデザイン」の概念や手法を輸入するだけでなく、日本・アジア・オセアニアなど、伝統的に生産圏として機能してきた地域に特有のサーキュラーデザインを可視化・確立し、世界に対して発信していくことを目指します。 このネットワークの立ち上げに向けた準備プロセスの一環として、CDPが対象とする問題領域や活動の方向性について、資源循環、人類学、材料、デジタルファブリケーション、建築、市民参画など多様なバックグラウンドを持つ専門家が一堂に会し、協議する場を「カンファレンス(公開会議)」という形で開催いたします。 超域的な分野の対話が必要だからこそ、準備プロセスから公開して、さまざまな方にご参加いただきたいと考えております。 ぜひふるってご参加いただき、今後の展開にもご一緒いただけると幸いです。本カンファレンスにご参加いただいた皆様には、引き続き今後の活動進捗をお届けいたします。   【イベント概要】 日時:2022年8月27日(土)オンライン配信 第1部:カンファレンス(聴講編) 12:00-14:45 “Circular Design Praxis”の立ち上げに向けた公開会議。 環境学、人類学、材料、デジタルファブリケーション、建築学、市民参画など、さまざまな分野の専門家らが一堂に会し、各フィールドの現状や直面する課題、次なる焦点を語ることで、分野やセクターが越境して取り組むことで開かれる循環デザインの可能性を議論します。 第2部:ワークショップ(実践編) 15:15-17:00 登壇者、参加メンバーらとともに議論するオンラインワークショップ。参加する皆様の実践や関心領域をもちより、異なる視点を交差させながら各々の活動の次なる可能性を描きます。 参加をご希望の方はPeatixのイベントページからチケットをご購入ください →https://circular-design-praxis2022.peatix.com ※第2部は満員となりました。ありがとうございました。第1部のカンファレンスにつきましては引き続きお申し込みを受け付けております。   【パネリスト(ご所属と専門領域:五十音順)】 大岩根 尚 環境活動家、株式会社musuhi 取締役、NPO法人薩摩リーダーシップフォーラムSELF 理事。環境学専門 河内 幾帆 金沢大学融合研究域融合科学系准教授。環境教育・環境政策・環境経済学・応用ミクロ計量経済学専門 田中 浩也 慶應義塾大学環境情報学部教授。デジタルファブリケーション、3D/4Dプリンティング、環境メタマテリアル専門 津田 和俊 京都工芸繊維大学 デザイン・建築学系講師。サーキュラーデザイン・DIY/DIWO・パーソナル・バイオテクノロジー・パーソナル・ファブリケーション・物質循環・資源循環・ライフサイクル工学 ・サステナブルデザイン・サステイナビリティ専門 水野大二郎 京都工芸繊維大学・教授。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 特別招聘教授。ファッションデザイン、デザインリサーチ、設計方法論専門 森田 敦郎 大阪大学人間科学研究科人間科学専攻教授。気候変動適応・アクターネットワーク理論・人新世・科学技術論・人類学専門   【主催・運営】 (株)リ・パブリック + 京都工芸繊維大学 未来デザイン・工学機構 【共催】 共創の場形成支援プログラム(地域共創分野・育成型) 「デジタル駆動超資源循環参加型社会共創拠点」 【賛同・協力企業】 株式会社日立製作所、コクヨ株式会社、株式会社メルカリ研究開発組織 mercari R4D、株式会社野村総合研究所 【デザインパートナー】 株式会社KESIKI、株式会社コンセント
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