九州大学大学院芸術工学研究院と韓国の国立大学id KAIST(Korea Advanced Institute of Science and Technology工業デザイン学科)の連携により2017年春に始動した、アジア発のデザインラボ。両校の持つ国際ネットワークを礎に、世界の第一線で活躍する研究者、デザイナー、技術者、思想家、ビジョナリーが交わります。K2はイノベーション創出、ビジョン提案、先進クリエイティブ教育推進のプラットフォームとして、グローバルな視座からプロジェクトを立ち上げ、産官学民の協働を通じて実現しています。
リ・パブリックは、両校と協働しながら、プロジェクトの企画・進行やネットワークの構築などの役割を担っています。
K2ではこれまでに国際ワークショップや企業スポンサー研究プロジェクトなどを開催してきましたが、このうち2017年2月には、‘Designing Future Cities’というテーマのもと、ウィンタースクールを行いました。ゲストディレクターとして、ヘルシンキデザインラボ(フィンランド)などでの都市イノベーションプロジェクトの経験が豊富なブライアン・ボイアー氏をお招きし、九州大学、韓国KAISTをはじめとした世界各国の大学から集まった学生たちが中心となって、福岡という都市の未来のプロトタイプを創造しました。
同時期に開催した”Designing Future Cities”シンポジウムでは、講演者に米国スタンフォード大学からバリー・ケイツ教授、KAISTからクンピョー・リー教授を迎え、「イノベーション生態系としての都市」というテーマで、シリコンバレー、東アジア、そして福岡での展開や今後の可能性を議論しました。
VOICE
岡橋毅 (リ・パブリック プロジェクト担当)
東アジアをリードする2つのデザインスクールと、リ・パブリックの3者がそれぞれの強みを持ち寄るK2は、多様なバックグランドを持つ人たちが世界中から集まる場になっています。今後も交流を深め、若い学生の成長力と瞬発力を活かし、より社会的なインパクトを持つプロジェクトを育てていきたいです。
CREDIT
- 共催九州大学芸術工学研究院 大学院芸術工学府 芸術工学部
id KAIST
リ・パブリック - パートナー企業九州電力株式会社
トヨタ自動車株式会社
株式会社日立製作所 - 後援福岡県
駐福岡韓国総領事館