Boundary Design Lab


バウンダリーオブジェクト研究会は、リパブリックにおけるthinkの部分を担う、自主研究会です。デザイン、医療、コミュニティ、学生、教育、行政、福祉等、様々な分野・切り口を持ち、自ら変化を起こそうとしている人々と共に、様々なバウンダリーオブジェクトを発見・概念化し、それらを用いて課題を解決する具体的なアイデアや手法を考えることを目的としています。

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この研究会では、バウンダリーオブジェクトを、「今までつながらなかったもの同士がつながったことによって、新たな可能性を発揮しているモノや空間」として定義し、各メンバーの分野や経験を生かして様々な事例を発見しました。例えば、絶滅寸前の動物に地域の名前を付け、愛着を抱かせることによって地域の人々のバウンダリーを解消しているプロジェクトの例や、保育園という閉鎖的な空間に、「とてもおいしいパン」を売るパン屋を併設させることで地域の人々や親が子どもと繋がるきっかけを作っている例などがあげられます。こうした事例調査から、バウンダリーオブジェクトにおけるデザイン文法を導き出しました。

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2014年3月1~2日には、インクルーシブデザインの分野で多くの先進的な取り組みを行う障害者福祉雇用施設「たんぽぽの家」を対象とし、デザイン文法を元にした課題解決のためのアイデアを考える合宿を開催しました。
たんぽぽの家が抱える課題としては、
①ビジネスコミュニティとのバウンダリー
②施設周辺の地域コミュニティとのバウンダリー
が挙げられ、今後たんぽぽの家が新たに作る施設に生かすことが出来る、これらのバウンダリーを解くオブジェクトのアイデアが求められました。

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アイデア発表会では、たんぽぽの家のスタッフにも参加して頂き、各自のアイデアの発表と議論が行われました。その中では、たんぽぽの家が元々持つ創造性を生かし、アーティストの作品や家の設備を周囲にオープンにしていくことでコミュニティとの繋がりを得るアイデアや、子どもとの関わりを通じて、その周囲の大人たちを巻き込んでいくアイデアなどが披露されました。

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今回の研究会の間に集められたデザイン文法やアイデアは、リ・パブリックのウェブ上などで、誰もがアクセスして活用出来るようにしていく予定です。また、今回の研究会の成果を具体的なアウトプットとして生かす場として、今後も「たんぽぽの家」との関わりを続けていきたいと考えています。

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