【申込締め切りまであと17日!】菅付雅信さんに伺う「これからの時代の動き方」


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今回「Re:bound」で扱うテーマの1つに、「ネオアマチュア」という新しい人々の生き方についてのテーマがあります。
このネオアマチュアに対する議論を深めるため、編集者・菅付雅信さんにお話を伺ってきました。

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菅付さんは、著書「中身化する社会」の中で、SNSの発展により、人々がお互いを可視化する動きについて書かれています。
私たちは、「ネオアマチュア」の1つの共通項として、自分自身の興味・好奇心を軸に持ち、発信することで仕事を生み出すということがあるのではないかと考えています。お互いを可視化する中身化する人々と、「ネオアマチュア」のような人々の増加には通ずるものがあるのではないかと感じ、今回お話を伺わせて頂きました。
お話を伺う中、菅付さんから度々出てきたキーワードは、「自分のOSを作る」というものでした。

プロのクリエイターは減り、仕事の生み出し方が2分されていく

“3ヶ月くらいやれば誰でもコンピューターである程度の音楽が作れるように、斬新ではなくてもある程度かっこいいものは、誰にでも生み出すことが出来る時代になりました。
これからはプロのクリエーターは世界的に減っていくでしょう。デザインや音楽のテンプレートを使って作られるものにオリジナリティはないかもしれませんが、それほどかっこ悪くはない。こうした“なんちゃってプロ”はこれから大量発生していくでしょう。よく、これからはクリエイティヴな時代と言われますが、それは裏を返すと、誰もがクリエイターになる反面、プロのクリエイターの平均的な価値が下がることでもあると思います。”

“クリエイターという職業は2つに別れていくと思います。
1つはスペシャリスト型。すごいプログラミング技術を持つプログラマー、Photoshopやイラストレーターを完璧に使いこなすデザイナー、様々なカメラを使いこなし、ライティングにこだわるカメラマン・・とにかく技術力の高さで勝負する人たちです。しかし、そのためにはすごいスピードで常に技術を更新し続けなくてはいけない。これが出来る人は一部に限られます。
もう一方は、広い意味のコンサルティング能力が高い人たち。クライアントや受け手とコミュニケーションをとり、問題解決を行う人々です。潜在的なものを嗅ぎ分け、医者や弁護士のような仕事をする。さらには起業家的な高いリサーチ能力を持って、「ここが面白いかもしれない」と思ったところに積極的にアプローチしていきます。絶対おもしろい事をやるからお金頂戴っていう、自ら仕事を仕掛けるやり方。クラウドファンディングはまさにこの能動性を後押ししてます。”

いち早く21世紀化したアメリカ

さらに話は、世界に先駆け21世紀化しているというアメリカへ及びました。

“今、アメリカは大きく変化しています。スーツを着ている人たちが圧倒的に少なくなり、生活のオーガニック化が進んでいます。食料品店も量り売りが主流になり、ゴミを出さないようにというの意識もかなり定着しました。元金融マンがサードウェーブコーヒーの店を経営するようになったり、オーガニック食品を扱うスーパーとして有名なホールフーズが一兆円もの売り上げを出しています。
この変化の大きなターニングポイントは、リーマンショックでした。このとき、アメリカの大都市の人間が、マス消費のなかで与えられるままに生きていること、受動的な匿名の消費者としてのあり方に大きな疑問を持つようにになったのです。そこから、おいしいサードウェーブ・コーヒー、身体に良いオーガニック・フードなど、本質的に良いとされるものが積極的に購入されるようになりました。彼らには、購入することによって、それを支持したいという思いがあります。1つの意思表明として、投票としての消費活動をしているのです。”

21世紀を生きるために、能動的なリサーチによって、自分の頭のOSを作る

それでは、21世紀型の考え方、生き方をする上でのポイントはどこにあるのでしょうか?
“これからは既存のテンプレートに情報を入力して既存のフォーマットの延長線上にあるような仕事ぶり、作品作りの価値がどんどん下がってくるので、「今まで結びついていないものを結びつけていく」ための力が求められています。そのためには、その素地となる教養とリサーチャー・マインドが必要です。普段どれだけ質の高い情報を横断的かつ越境的に入れることが出来るか。たえまないリサーチをベースに自分自身のOSをアップデートして、頭のハードディスクを大きくしていくことが求められていると思います。最新で豊かなOSがあってこそ、最新のアプリケーションがきちんと働くんです。アプリケーションは目まぐるしく新しいものが出てきますが、OSがしっかりしていたら、どんなアプリケーションにも対応出来ます。つまり頭のOSのアップデートこそが時代の変化に対応出来る方法です。”

今回、お話を伺う中で度々出てきた「自分のOSを更新していく」という言葉。
この言葉が意味しているものは、数多い情報が圧倒的なスピードで行き来する中で、どのように自分の感性、価値観を磨き続けていくことが出来るかということです。私たちが「ネオアマチュア」と呼んでいる人々は、恐らく自然とこうした自分のOSのアップデートを能動的にやっているのだろうと感じています。
しかし、資格取得やスキルアップを目的とする人が後を絶たないように、枝葉的なアプリケーションのみを更新し続けようとする人々も多いでしょう。しかし、OSをアップデートすることと、アプリケーションをアップデートすることと、どちらがより重要で、求められているのかということは、これまでのインタビューを読んで頂ければおわかりでしょう。
このインタビューを通じて、これからの世の中を動いていくためのポイントがまた1つクリアになったと思います。
菅付さん、お忙しい中本当にありがとうございました。

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Photo_菅付様

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