【イベントレポート】ナカダイ工場見学に行ってきた


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Re:boundでお話を伺わせて頂いた、産業廃棄物処理業者・ナカダイの前橋工場見学に行ってきました。
合宿でお話を伺っている時から、参加者の誰もが興味津々だった中台さんの活動。その実際を見れるとあって、平日にも関わらず20名近くの参加者が集まりました。

今回は、特別に早朝から始まるリサイクル業者の競りから参加させて頂きました。オフィス用机、椅子や棚が並ぶ広い施設の中を、業者の人々が回りながら競り落としていきます。よく見るとどれも相当きれいなものばかり。家具だけでなく、例えばトイレットペーパーやノート等、梱包の箱が少し痛んでしまったというくらいで何トンというレベルで廃棄されてしまうのだそう。それを、こうした競りという形で提供しているのも、ナカダイくらいなんだとか。開催したとしても、特に大きな利益になる訳ではないため、他の業者は積極的にはやらないそうです。
それでも、どうしてナカダイはやっているのか?その理由には、この後見学する工場やモノ・ファクトリー全体にも繋がっている、ナカダイの思いに繋がっていました。

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競りを見学したあと、いよいよ工場へ。中台さんから伺ってはいましたが、やはり工場全体を漂っていた某有名シャンプーの香り・・(むしろ思った以上に強かった)。一通り中の施設を見せて頂きました。
工場全体が明るく、清潔な雰囲気。それから、やはり聞いてはいたものの、女性がとても多かったです。見た限りではほとんど女性なのでは?と感じるくらい。

工場の中には、シャンプーボトルのふた、アルミ、鉄くず等等、とにかくありとあらゆる廃棄物が運び込まれてきます。その数1日およそ60トン。
ここまでくると、もはや「もったいない」という感情では相対することは出来ない。分別を徹底し、いかにゴミを減らそうと努力しても、個人ではどうしようもない次元になります。しかし、そこで思考を止めるのではなく、それを「延命する」という思考に転換することによって、ナカダイは新しい領域を切り開こうとしています。モノ・ファクトリーや工場見学、様々なデザイナーや建築家とのコラボレーションを積極的に行い、マテリアルの出口を増やしていく。多領域への拡張を進める事によって、業者の生態系も変化させていこうとしている姿を感じました。

見学が終わった後は、いよいよワークショップの時間!まずはPPを粉砕する機械の体験。そして、パソコン解体ワークショップ!一人1台あてがわれたパソコンを、どんどん解体していきます。一気に静まる参加者一同。皆さんドライバーを片手に、とても真剣なまなざし・・。
これ、本当に面白かったです。パソコンを自作する人もいらっしゃいますが、大多数の人にとってパソコンの中はブラックボックスのようなもの。どんどんこじあけていくと、マザーボードやハードディスク等が小さいスペースにみっちりと詰め込まれています。これを壊していくことで、その存在を体感出来る事がとても良いのです。モノにふれ、体感することの強さを感じました。

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before

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after 無惨な姿に・・

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今回は、Re:bound参加者だけでなく、中台さんの活動に興味を持つ方が多く参加しました。どの参加者も、廃棄物の循環、モノの循環ということに対して自分がどう関わることが出来るかということに強い関心を抱いたようです。ナカダイの活動がよりスケールアウトし、世の中・モノの循環がより強いインパクトを受けるためにはどんなことが出来るのだろうかということについて、帰宅の道すがらも熱く語り合ったのでした。

モノの循環をリデザインするということに対して、真摯に向き合い、様々な分野を拡張させ可能性を切り開いていくナカダイ。今回その活動を実際に見せて頂くことによって、私たち自身、ゴミ箱に捨てたらそのモノとの関係性は終わり、というところから、ほんの少しでも、その先を想像してみるということを、まずはやってみようと感じたのでした。

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ナカダイの工場見学は、平日は毎日開催しています(要予約)。ぜひ一度訪れて、ナカダイの活動のベースをご覧になってください。

ナカダイ ウェブサイト http://www.nakadai.co.jp

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おまけ。ナカダイには赤ちゃん用のヘルメットもありました。すごい・・!

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